はじめに
皆様は、どのような方法で銀行口座を開設したでしょうか。
銀行窓口、書面郵送、オンライン手続き等、色々な方法があるかと思います。さらに、昨今では、本人確認に、マイナンバーカードの利用もできるところもでてきており、銀行口座開設の容易さ・利便性は向上しているように感じます。
銀行口座開設時の開設のしやすさは、銀行・利用者双方にとって重要な問題だと感じます。
本記事では、昨今の記事に触れつつ、口座開設に関する点について、所感をまとめます。
銀行口座開設をめぐる動向
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ちょど、2024年2月8日の日経新聞朝刊にて、以下の記事がありました。
三井住友銀、マイナカードで口座開設 大手行で初
三井住友銀、マイナカードで口座開設 大手行で初 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
概要としては以下となります。
- マイナンバーカードのICチップを読み取り機(スマートフォン)で読み取り、オンライン口座開設時の本人確認が可能
- マイナンバーカード上の情報(氏名・住所・生年月日等)も自動読み取りのうえ、手入力作業が一部省略可能
なお、政府は銀行口座の開設に関する本人確認をマイナカードに集約し、運転免許証などの手法は廃止する方針とのことで、今後ますますこうした流れは加速していくものと思われます。
ゆうちょ銀行:ゆうちょダイレクト+(プラス)
最近、ゆうちょ銀行の口座を開設しました。
ゆうちょ銀行口座を開設しました
ゆうちょ銀行口座を開設しました | のなりはブログ (nonariha.com)
上記、ゆうちょ銀行口座開設時は、小学校の給食費自動振替申請の必要もあり口座開設が急ぎ必要だっため、直接郵便局へ足を運びゆうちょ銀行の口座開設をしました。
ただ、ゆうちょ銀行口座開設のパターンとして「ゆうちょダイレクト+(プラス)」という方法もあるようです。
- 無通帳型総合口座(通帳を発行しない)※通帳イメージの表示・印刷は可能
- 印鑑不要
- 24時間365日、申請可能
- 申込のステップ
1.本人確認書類(マイナンバーカード)のICチップ読み取り
2.顔写真撮影
3.お客様情報入力
さきほどの大手銀行口座開設のみならず、ゆうちょ銀行の口座開設においてもマイナンバーカードを利用した口座開設の方法は整備されているようです。
ゆうちょダイレクト+(プラス)の口座を開設するには (口座開設)
ゆうちょダイレクト+(プラス)の口座を開設するには-ゆうちょ銀行 (japanpost.jp)
銀行口座開設のパターン整理
整理すると、以下のパターンで銀行口座開設の方法があるかと思います。
- 銀行窓口で対面手続き
- オンライン手続き + 本人確認書類(運転免許証等の写真撮影)
- オンライン手続き + 本人確認書類(マイナンバーカード読み取り)
マイナンバーカードやスマートフォンの保有状況にもよりますが、今後ますます、オンライン手続きでの銀行口座開設が増えてくるものと感じます。
一方で、先日のゆうちょ銀行口座開設時にも感じましたが、対面での手続きの安心さという部分もあると感じます。
このあたりの口座開設の手軽さと、対面手続きの安心さという部分、さらに、口座開設までに必要な日数等を考慮したうえで、個々人それぞれに最適な方法を選択していくことが必要ではないでしょうか。
銀行口座開設が容易になることのメリット・デメリット
メリット
銀行口座開設がオンライン等で容易になることのメリットは以下が挙げられます。
- 【利用者側メリット】
銀行口座開設が容易になることで、新規の銀行口座開設のハードルが下がる - 【銀行側メリット】
銀行口座開設数の増加
上記のように、利用者・銀行の双方にとってメリットがあると感じます。
デメリット
一方で、銀行口座開設がしやすくなるということは、以下のデメリットもあるように感じます。
- 銀行口座を作成しすぎて、管理が行き届きづらくなる
- 放置された銀行口座は、”休眠預金”になる可能性がある
※休眠預金とは
休眠預金等の活用|休眠預金等活用とは|一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
…「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度が2019年度から始まりました。
上記のように、社会課題の解決のために利用されるという意味で国にとってのメリットとはなりますが、個々人の財産が国に移管されるという点で、個人における口座管理(=資産管理)の重要性を感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、昨今の記事に触れつつ、口座開設に関する点について、所感をまとめました。
日々の家計管理として家計簿をつけることや、こうした銀行口座の定期的な残高管理・所在管理が重要だと感じます。
また、最終的には、終活の一つとして、自己の資産を一元的に管理して起き、もしもの際は遺されて家族に伝えるための資料を作成しておくことも併せてかと感じます。
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございました。
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