はじめに
2020年~2023年のコロナ禍の際に、社会に一気にリモートワークが根付きました。
アフターコロナで、リモートワークを継続する企業と出社回帰に戻す企業に二分化されています。
”リモートワーク”に対する企業の方針で、
その企業自体の価値観がわかると感じます。
本記事では、リモートワークをめぐる所感についてまとめます。
リモートワークの活用場面
リモートワークの広がる経緯
もともと、コロナ禍の際に感染防止対策として、IT企業を中心にリモートワークの形態がとれる企業各社でリモートワークの推進が、国や自治体からの声のもと広がりました。
それまで、リモートワークの形態が各企業にあったものの、その利用はごく一部と形骸化していたことが実態かと思います。
それが、世界中で広がる疫病という脅威のもと、リモートワークが広がりました。
働き方改革を推進する
一番の原動力になったといっても過言ではありません。
リモートワークのメリット
リモートワークのメリットとしては、以下が一例として挙げられます。
- 非対面による感染防止
- 柔軟な働き方の促進
- 天災・災害時(大雪・地震)に出社をしなくて済む
- 花粉症の飛散が甚大な日に、出社しなくて済む
- 会社のオフィス代といったコストが節約できる
直近の新聞記事だと、以下のようなものもありました。
花粉シーズン2024年は早め 「極めて多い」なら在宅も
花粉シーズン2024年は早め 「極めて多い」なら在宅も – 日本経済新聞 (nikkei.com)
花粉症で辛い方にとっては、
喜ばしい動きかもしれません。
いずれにしても、従業員側にとってメリットが大きいかもしれません。
リモートワークのデメリット
リモートワークのデメリットとしては、以下が一例として挙げられます。
- 成果が見えづらい
- 勤怠管理・労務管理の実態把握が難しい
- 職場内での対面でのコミュニケーションの機会は激減する
”非対面”の良さの裏返しですね。
今まで、従業員が会社に集って働いている時とは別の問題が発生します。
それは、特に、企業側にとって影響が大きいかもしれません。
リモートワークをめぐる昨今の動向
上記のような、デメリットも手伝ってか、企業によっては、コロナ禍が落ち着き始めた2023年中盤ころから、出社回帰に舵を切るところも出てきています。
印象的なのは、IT企業といったリモートワークと相性の良い業種でも、出社回帰する企業が一定数あるという点です。
やはり、企業(経営層)にとっては、会社に集って働いているところが見えたほうがやり易い部分もあるのかもしれません。
ここは、各企業の経営層の判断が分かれる部分ですね。
企業の選定基準
- リモートワークに積極的か否か
コロナ後に、引き続きリモートワークに積極的か否かは、これからの労働環境として大切な問題だと感じます。
・通勤時間の削減
・企業の働き方の考えに共感できるか
といった点で、大切な価値観となります。
コロナ禍時に、すでに会社員として働いている人にとっては、現在の会社の方針(リモートワーク推進か否か)に共感できないようであれば、今後の転職活動等で実際に行動するのも一手だと感じます。
これから就職するという学生については、企業の選定基準として、リモートワークに積極的かどうかが重要な判断基準になると感じます。
新入社員時代は、逆に対面のほうが良い側面もあるので、
入社当時からリモートワークの状態だと辛い部分もあるかもしれませんね。。
幸い、筆者の属する会社は、リモートワーク推進をコロナ後も継続する方針です。
リモートワークのメリット(柔軟な働き方)だけでなく、リモートワークのデメリット(成果をきっちりと可視化し企業方に伝える必要性)も意識し、日々の仕事にまい進します。
リモートワークは、
柔軟な働き方のみでなく、
厳しい働き方でもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、リモートワークをめぐる所感についてまとめました。
コロナ禍というきっかけにより、働き方の柔軟性が増したという側面はあると感じます。
そして、企業を選定する際の判断基準が増したとも言えるため、働き手としては自身の価値基準を今一度見直したいと感じます。
働く際に、何を最重視するのかは、
大切な問題ですね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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