はじめに
2024年3月になりました。
2021年3月から本格的に投資をスタートして3周年になります。
長いようであっという間の
3年間だった気がします。
本記事では、そうした3年間の軌跡・所感についてまとめます。
筆者の投資との関わり・軌跡
本格的に投資を開始してから3周年ではありますが、正確には以下の軌跡をたどっています。
投資についての知識を習得したうえでの
投資スタートという意味では、
2021年3月8日がその日だったと感じています。
証券口座を3つ同時開設(2016年)
投資に関して、何も分からない状態でしたが、どうやら投資をするためには証券口座の開設が必要なようだということを知り(笑)、証券口座を開設しました。
何事もまずやってみようという勢いのもと、
どの口座が良いのか分からなかったものの、
複数の証券口座を開設しました。
その際に開設した口座は以下5証券です。
2024年3月現在、楽天証券のみメインで利用しており、他2証券の証券口座はほぼ活用していない状況です。。
とはいえ、投資を始める最初の障壁となる”証券口座の開設”という行動を実際に起こしたのは大きな一歩だったと今でも感じます。
多くの人は、この”証券口座を開設する”という部分で、
少し二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。
バランス型の商品に投資(2017年)
しかし、証券口座の開設が済んだ2016年、実際に投資商品に投資をするのにも時間がかかりました。
根本的な問題として、以下の部分で行き詰ったためです。
- そもそもどんな投資商品があるのか?
- インデックスファンド? or アクティブファンド?
- 預金?
- 債券?
- バランス型?
- 国内株式? or 海外株式?
- 一括投資? or 分割投資?
投資するための仕組みは構築したものの、
実際に何に投資を知ればいいのか分からない状態でした。
その後、なんとかバランス型の全世界株式イデックスファンドに資産を投じました。
今考えると、2024年3月の現在よりもリスクはとれる状態ではありますが、当時の投資に対する知識の少なさ等から、ひとまずバランス型のインデックスファンドに資金を振り向けました。
外国株式のみに資産を振り向けることは、
たとえインデックスファンドだったとしても、
当時の筆者からすると、尻込みすると思います。
その後、2017年に投資した商品をひたすら持ち続けました。
いわゆる、バイアンドホールド戦略で、購入したものを株式の動きに関係なく長期投資の視点でひたすらに持ち続けることができていました。
しかし、この時になぜその行動が取れていたかというと、、
- 投資していたことを忘れていた(笑)
ためです。。
インデックス投資のメリットの一つですが、
最初に投資額・投資商品・自動積立等の初期作業を完了したら、
あとは、やる事はほぼないです。
それゆえに、特段やることもなく、結果的に長期投資ができていました。
コロナショックで、投資商品を全額狼狽売り(2020年3月)
しかし、記憶にも新しいかと思いますが、2020年3月に株式市場はコロナショックに見舞われました。
投資に関心のない方でも、ニュースや新聞等で見聞きしたのではないでしょうか。
当時、大々的に報道されていたことが
記憶に新しいです。
その時、株式市場や世間の混乱の状況が連日報道され、株式市場の株価がものすごい勢いで下がっていくことに恐怖を覚えました。
その時、自身が投資していたバランス型のインデックスファンドの評価額が気になり、慌てて証券会社のホームページを確認しました。
当然、評価額はものすごい勢いで下がっていました。。
そして、保有していた投資商品を全額売り注文に出しました。いわゆる、狼狽売りです。。
結果的に、売却損は出なかったですが、数年間インデックスファンドに投資しておきながら(株式市場に数年間リスクをさらしておきながら)、特段のリターンは無い状況で株式市場から撤退するという結果となりました。
ただ、その後のコロナショック後の急回復はご存じのとおりです。。
周囲のニュース等に扇動されず、何もしなければ、、
と思ったことを覚えています。
投資に関する勉強期間(2020年4月~2021年2月)
- コロナショックで狼狽売りをし、その後の急回復で悔しい思いをする
そうした経験をして、一から投資に関して勉強をしました。
そもそも投資とは?
というレベルからの学び直しでした。
参考にした書籍としては以下があります。
上記の名著の数々から学んだ投資に関する基礎は以下です。
- 資産形成や時間をかけない投資の手段として、インデックス投資が有効
- 長期投資は、投資のリスク自体を下げるものではない
(投資のリスクに、どれくらいの勢いで自身の保有する資産をさらすか) - ドル超すと平均法は、有利でも不利でもない
(投資の暴落局面は、長期投資でも短期投資でも平等に食らう(笑)) - 長期投資のメリットの一つは、
”暴落局面からの回復期間が長くとれる”ということ
あくまで、個人の見解です。
上記の点を学び直しました。
今振り返ると、そうした投資の学び直しができ、今の株式評価高・円安の恩恵を受けられているという意味で、その当時のコロナショックによる狼狽売りという経験は、非常に大きな経験・糧となっています。
投資市場から撤退しない限り、何事も資産形成の糧になると実感しています。
スラムダンクの安西先生の格言
“諦めたらそこで試合終了ですよ”
は、座右の銘の一つです。
投資に再挑戦・本格スタート(2021年3月8日)
投資をスタートするにあたり以下の投資方針としました。
最初は、個別株への短期売買をメインにスタートしました。
色々と投資に関して学びましたが、最初はどこか根拠のない自信のようなものがありました。
しかし、その自信は、ほどなくして打ち砕かれました(笑)
- 個別株については、高値買いの安値売りを繰り返し、売却損が積みあがる
- ETF側は、じっと買い増しを続け、バイアンドホールド戦略
評価損益の面でみると、2021年12月の時点で以下でした。
- 個別株 →評価損:△約10万円
- ETF →評価益:約100万円
個別株は、売買注文や値動き確認の手間をかけていたにも関わらず、
じっと保有していたインデックス投資側に劣後するという結果でした。
もちろん、個別株・アクティブファンド主体に評価益を出されている方は沢山いらっしゃるかと思いますが、少なくとも筆者のように会社員として平日仕事をしながら、合間に株価をチェックするような(片手間でできるような)ものではないと痛感しました。
仕事や家族との時間にも支障がでてしまっては、
本末転倒ですね。。
ちなみに、その当時の株式市場のチャートの状況は以下でした。
S&P500は、連日最高値を更新しており投資家も強気な空気感だったと記憶しています。
また、為替レート(ドル円)も、現在の150円近辺ではなく、まだ、1ドル110円台の頃でした。
米国市場の調子がいいことは、2021年の頃と同じですが、
円安が進行していることと、
日経平均株価も、34年ぶりにバブル最高値更新してること、
といった違いがありますね。
ほぼインデックス投資へ全振り(2022年1月~)
そのため、自身の投資戦略をみなし、2022年からは以下の方針に切り替えました。
インデックス投資の配分を多くし、個別株については、アップル株(AAPL)のみに絞り、あとは損切理の意味で売却しました。
米国市場の相場の調子が良い点と、円安進行により、現在の保有株式の評価益もだいぶ大きな額になっています。
すこし良い車が買えるくらいの評価額です(笑)
評価額の面でもすごく良い成績となっていますが、株価や為替相場が今後どのように動くかは分かりませんので、どのような方向に株価・為替相場が動いたとしても慌てないように(狼狽売りに走らないように)、しっかりと自身のリスク許容度内で投資をできているかは再度チェックしたいところです。
・生活防衛資金の確保
・投資は余裕資金でやる
この2点は、徹底します。
そして現在(2024年3月)
2024年3月1日現在、株式市場は以下の状況です。
- 米国市場 …連日最高値更新
- 国内市場 …日経平均株価が、34年ぶりのバブル後最高値を更新中
- 為替相場 …ドル円で、円安進行中
ここにきて、投資をしている人と投資をしていない人の差が出てきているのではないでしょうか。
- 投資するをためらい、給与や銀行預金といったものにだけ固執する
- 自身のリスク許容度の範囲内で、投資に向き合い、資産形成を進める
どちらの選択肢をとるかは、人それぞれですが、その選択から生じる結果もまた自己責任ということは意識したいところです。
元本割といった投資固有のリスクもありますが、
”リスクをとらないリスク”も
意識したいところです。
投資を続けることの意義
前置きが長くなりまして恐縮です。
投資と向き合うということは、拠出するための資金の捻出について考え、日々お金について向き合うことでもあります。
さらに言うと、生活に直結するお金について考えるということは、日々の働き方・生活スタイル・どういった人生を歩みたいかを考えることに等しいと感じます。
自分の価値観・生き方に
向き合うということですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、筆者の投資開始3周年を迎え、軌跡を振り返りつつ、所感をまとめました。
投資を継続することは、大変な面もありますが、そこから得られる恩恵がたくさんあります。
投資 = ”自己の資産を投じる”
ことで、多くの学びがあります。
引き続き、お金や投資と向き合っていきます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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