はじめに
突然ですが、皆さんは週何日出社がベストですか?
考えられるパターンとしては以下があります。
- 週5日出社
- 週1日 ~ 4日出社 + リモートワーク
- 週0日出社(フルリモートワーク)
2019年末~2023年までの、コロナ禍全盛の際にリモートワークが世間的に広まりました。それまで、出社が当たり前だった働き方に、リモートワークという働き方が浸透しました。

コロナ禍前は、
多くの企業で、リモートワークは
形骸化した制度だったのではないでしょうか。
コロナ禍が落ち着いた2024年以降、企業によっては週3日や週5日出社を従業員に求める動きもあります。いわゆる出社回帰の動きです。
本記事では、アフターコロナの世界において、週何日出社が望ましいのかという点について、筆者の経験を踏まえ所感をまとめます。
業界や業種によって考え方はそれぞれですが、一つの考えとして記載します。
なお、筆者の場合、コロナ禍前後で以下のような経緯で出社・リモートワークを経験しています。
- フル出社(コロナ禍前)
↓ - 週2.5日出社(コロナ禍前半)
↓ - 週1日出社(コロナ禍後半・コロナ禍後)
↓ - 週何日出社?(これから)
・週2~3日出社?
・週5日出社?

出社頻度の違いにより、
色々な発見がありました。
そのあたりもまとめようと思います。
所感 ※週何日出社がベスト??
本件の、所感は以下です。
- ”週5日出社”の世界観
- ”週1日~4日出社+リモートワーク”の世界観
- ”週0日出社(フルリモートワーク)”の世界観
- 世間の出社回帰をめぐり昨今の動き
- 結局、週何日出社がベスト??

一つずつ見ていきます。
”週5日出社”の世界観
- コロナ禍前、会社員であれば当たり前の出社形態
- 週5日出社(リモートワークなし)
- 平日毎朝、満員電車に揺られ、行き帰り往復2時間程度(=週10時間)は通勤に費やす
- 台風や大雪の際に電車が止まっても、会社へ向かおうとする人々でごった返す。
- ただ、リモートワークという考え自体が浸透していないため、
出社前提の働き方を全く疑問に思わず。
2019年末からのコロナ禍前は、社会として当然に週5日出社でした。テレワーク制度は、会社制度としてあるものの、実態としては、有名無実化している状況だったように感じます。
上述のように、日常としても週10時間、1カ月に換算すると40時間程度、年間480時間程度、貴重な人生の時間を費やすという計算です。

”働くためには出社が当たり前”
という世界観でした。
一部の企業では、コロナ禍前から、リモートワークという働き方の柔軟さや優位性に気づき導入している企業もあるようですが、相当に珍しかったのではと感じます。

出社前提の働き方が嫌であれば、
自営業や独立といった方法しかない印象です。
”週1日~4日出社+リモートワーク”の世界観
週5日出社が前提の社会が一変したのが、2019年末からのコロナ禍でした。
- コロナ禍(2019年末~)に、一気に浸透した働き方
- 三密回避やリモートワーク推進の旗印のもと、
日本だけでなく全世界的にリモートワーク(出社抑制)の働き方が定着 - コロナ禍中、企業によりリモートワークに対するとらえ方はまちまち
・単なる密回避の手段(コロナ禍が終息したら、週5日出社にもどす)
・コロナ禍以降を見据え、会社のレイアウト変更等で、
リモートワークを取り入れた柔軟な働き方を推進 - コロナ禍終息後(2023年以降)、企業により週何日出社にするかはまちまち
- 米国では、週5日出社へ戻す動きも!?
上記のように、リモートワークを働き方改革の強力な手段ととらえ、コロナ禍終息後(2024年以降)も引き続きリモートワークを取り入れた働き方を推進する企業があります。
一方で、リモートワークだと、従業員の管理がしづらいといった点のみで、コロナ禍前に当然だった出社前提に戻そうとという動きも企業によってはあります。

”リモートワークは、従業員がさぼる手段だ”
と考えている経営者も少なからずいそうです。
出社回帰の度合いとしては、企業や経営層の方針により、以下に大別されます。
- ①週1日出社 + リモートワーク4日
- ②週2~4日出社 + リモートワーク1~3日
- ③週5日出社(リモートワーク禁止)
個人的には、①②のリモートワークという手段をとりえるか、③のリモートワークの手段をとりえないかで雲泥の差があると感じます。
なぜかというと、リモートワークは、人身事故や大雪・台風で電車が止まった際も自宅で業務を継続できる協力な業務継続プラン(BCPプラン)だからです。

週5日出社前提の働き方となると、
電車が止まった際も、嫌でも会社に向かう必要があります。

いわゆる
社畜。。
リモートワークによる、社員間の距離感が遠くなりコミュニケーションを活発化するために、ある程度出社に戻す動きは理解できます。
しかし、コロナ禍という世界的な有事により獲得した一つの強力な手段であるリモートワークという柔軟な働き方かつ業務継続プランをみすみす手放すという動きには賛同できないというのが、筆者の考えです。
週5日出社推進派の経営者には、そうした非常時の考え方について聞いてみたいところです。

大雪や台風の時に一番怖いのは、
そうした状況でも出社を従業員に求める
経営層の考え方そのものです。。

激しく同意。。
”週0日出社(フルリモートワーク)”の世界観
コロナ禍時点でも、フルリモートワークの企業がどれほどあったかは気になります。
- コロナ禍でも、フルリモートワークは、少数派??
- 働く場所に全く縛られない働き方
(全国から従業員を募ることが可能) - 自社だけでなく、取引先の企業の理解も求められる
(全く顔を合わせないというのも、対面重視の企業には抵抗がある?) - 慢性的な運動不足に陥る可能性あり
(毎日の通勤出社は、意外と運動になっている。強制的な運動効果) - 仕事の成果や主体的・能動的に動ける人でないと、逆に辛い働き方?
(成果に立脚した働き方) - 家族がいない単身世帯だと、逆に人に対面出会わなさ過ぎて寂しい??
会社員でありながら、働く場所に縛られないというのは、非常に魅力的な働き方です。
しかし、上述のように、顧客との関係性や慢性的な運動不足になる恐れもあることを考えると、諸刃の剣というのが筆者の印象です。

自分自身で経験した働き方でないので、
想像の域はでませんが。。
週1出社+リモートワーク4日という働き方をしている筆者としても、たまの出社はリフレッシュ(かつ、強制運動効果)になっていたりします。
自由には責任が伴う
フルリモートワークは、自分を律して行動し、成果を出せる人には適した働き方かもしれません。
世間の出社回帰をめぐり昨今の動き

コロナ禍(2019年末~2023年)終息後、企業によって以下のような動きがあります。
- 日本(厚生労働省) →テレワークの普及促進のための施策を実施
- Yahoo! →週1日出社へ(もともとフルリモート想定)
- 楽天 →週4日出社を基本
- 米アマゾン →従業員へ週5日出社義務化
日本では、国の施策としてテレワークを推進しようとする動きもありますが、国内企業の動きもまちまちです。
一方で、米国企業では、GAFAMといったIT企業の一角ですら、週5日出社を求める企業もあり、IT業界といった業界や業種に関係なく、出社を求める企業はあるようです

国・業種・業界・人それぞれ
リモートワークに肯定的か否定的かは
多種多様ですね。
ちなみに、日本国内で出社前提の働き方に戻そうとする場合、コロナ禍前と以下の状況が異なります。
- 電車のダイヤが、コロナ禍時に見直されたダイヤのまま?
(週5日出社前提だった時より、減便されているため、
ラッシュ時の混雑は依然と変わらないかひどくなっている?) - クリーニング屋さんがつぶれている。。
(コロナ禍で、Yシャツやズボンの利用頻度が激減したため。。)
コロナ禍前の働き方に単純にも戻そうとしても、社会情勢としてそうした前提にないので、単純に戻そうとしてもそのハードルは高いように感じます。

インフレの社会情勢同様、
その時その時の時代情勢に合った、
働き方を模索する必要がありそうです。
結局、週何日出社がベスト??
結局のところ、週何日出社がベストなのか。。
出社・リモートワークのメリット・デメリットをまとめると以下かと。一長一短ですね。

画一的な答えを出すことは難しいですが、個人的には、
出社とリモートワークのメリットを生かせる”週1日~4日出社+リモートワーク”の働き方が望ましい
と感じています。

出社の頻度・リモート具合は、難しいところで、
人それぞれ、その時の状況によります。
現在の筆者の状況では、保育園年少と小学1年生がいる状況、家庭内の緊急の対応を考えると、リモートワーク主体のほうが助かる側面が大きいです。
一方で、リモートワーク主体となり、日々の通勤の機会が減ることで日常的に歩く機会も激減し、運動不足からの体重増加、体脂肪率増加という状況にも陥っています。
そう考えると、リモートワーク主体の働き方は、健康資本を害する可能性もあります。しっかりと、日常的な運動を心がけたいと思います。
また、仮に現在勤めている会社の出社・リモートワークの方針とご自身の考えが合致しないようであれば、他の企業へ転職するといった選択肢も採れるよう、日々の稼ぐ力・資産額の最大化を図りたいところです。

企業により出社回帰・リモートワーク推進の方針はそれぞれですが、
それを受けたその後の自分の判断・行動は、自分次第ですね。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
本記事では、週何日出社が望ましいのかについて、すなわち、出社回帰をめぐる動向への所感をまとめました。
冒頭でも述べたように、結局のところ、業種・業界・その人の状況によって、出社とリモートワークの比率については人ぞれぞれということが言えます。
しかし、コロナ禍後に、それまで週5日出社が当たり前という価値観に一石が投じられ、より柔軟な働き方は何なのか、という点に多くの人が着目するようになりました。

働き方に一石が投じられたのは、
大きな出来事ですね。
引き続き、個々人の働き方を見直すきっかけとして、こうした出社回帰論争やリモートワークに関する議論は活発になされるべきだと感じます。
家選び・結婚観と並び、リモートワーク肯定・否定の議論も、個々人の考えによるところが大きいものになりそうです。

”答えがない議論”
と言えます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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