はじめに
【所感】映画「ウォール街」(1987年)のゴードン・ゲッコーのモデルとなった人物で著名投資家のアイバン・ボウスキー氏が、5/20に死去したとのことです。
映画を通じて、インサイダー取引に関して現実味をもって理解できたため、非常に印象深い映画でした。今回、そのモデルだった人物が死去したとのことで、色々と思うところがあります。
本記事では、本件に関する所感をまとめます。
なお、日経新聞の記事は以下をご参照ください。
所感 ※アイバン・ボウスキー氏の死去
上記をうけての、所感は以下です。
一つずつ見ていきます。
インサイダー取引、仮名・借名取引等への注意
インサイダー取引、仮名・借名取引といったルール違反は、映画だけの話ではなく、勤務先の自社株を保有していたり、家族が投資をしている際に、誰しもが破ってしまう可能性のあることに感じます。
一般的に、以下の定義となります。
インサイダー取引とは、上場会社の関係者等が、その職務や地位により知り得た、投資者の投資判断に重大な影響を与える未公表の会社情報を利用して、自社株等を売買することで、自己の利益を図ろうとするものです。そうした情報を知らされていない一般の投資者は、不利な立場で取引を行うこととなり、証券市場の信頼性が損なわれかねないため、金融商品取引法で禁止されており、違反者には証券取引等監視委員会による刑事告発や課徴金納付命令の勧告が行われます。
インサイダー取引 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)
仮名・借名取引は、脱税やマネー・ローンダリングの温床となる可能性があるほか、相場操縦などの不公正取引に利用される可能性があります。そのため、証券会社は、本人以外の名義を使用している注文を受託してはならないことが法令諸規則によって定められています。
仮名・借名取引について | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)
上記にあるように、投資環境全体の信頼失墜にも直結しかねない大事な問題です。
金額の多寡にかかわらず、こうしたルール違反をしないよう、日頃から注意する必要があると感じます。
日頃から、個人としてできる対策は上記のようなものがあります。
日々、投資環境は着実に進化・便利なものになっていますが、こうしたコンプライアンス徹底の意識はもちつつ日々の投資活動を継続していきたいところです。
しっかりと、ルールを守っていきましょう。
映画「ウォール街」(1987)の映画レビュー
たまたま、午後のロードショーで目にしたのがきっかけですが、数年間に映画「ウォール街」を鑑賞し、すごく印象に残っています。
特に、俳優マイケル・ダグラス氏が演じるゴードン・ゲッコーが印象的でした。
インサイダー取引という不正に手を染めつつ、巨額の富と名声を気づく姿は映画だけの物語かと思っていましたが、実際のモデルとなった人物がいたとのことでさらに驚きです。
なお、本映画では、以下のような点でも印象的です。
現在、筆者は米国株を主体とした投信信託や上場投資信託(ETF)を中心に保有しており、かつての米国での株式取引の雰囲気が味わえるという点で、非常に印象深いです。
現在は、スマホから証券アプリで購入・売却銘柄を世界中からネット注文できる時代となり、その当時からだいぶ投資環境が様変わりしています。
当時の米国での株式取引が映画から感じられます。
未鑑賞の方は、一度鑑賞されることをお勧めします。
続編映画「ウォール・ストリート」(2010年)の映画レビュー
なお、2010年には、「ウォール街」の続編として、「ウォール・ストリート」も制作されています。
こちらの映画も、マイケル・ダグラス氏演じるゴードン・ゲッコーが非常に印象的です。
前作から23年ほどの歳月が経っているため、マイケル・ダグラス氏の風貌等もだいぶ様変わりしていますが、それでもまた違った味わいがあり非常に印象深いです。
前作とはまた違った味わいのある一作です。
本作品も前作「ウォール街」と併せて、鑑賞されることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、映画「ウォール街」(1987年)のゴードン・ゲッコーのモデルとなった人物で著名投資家のアイバン・ボウスキー氏が、5/20に死去したという記事を受けて、所感をまとめました。
投資に関わるということは、こうしたインサイダー取引や仮名・借名取引といったルール違反をしないように十分に注意する必要があると感じます。
引き続き、法令順守(コンプライアンス)・ルールを守りつつ、投資を継続していきます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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