【教育】金融庁「基礎から学べる金融ガイド」

子育て

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はじめに

金融庁のホームページ内に、「基礎から学べる金融ガイド」という資料があります。

中学生・高校生向けという位置づけのようですが、大人でも十分に学びのある資料だと感じます。

金融庁からどのような資料が

公開されているのか気になります。

本記事では、当該資料と金融庁のホームページの内容について、所感をまとめます。

金融庁のホームページ

金融庁のホームページ先は以下になります。

中学生・高校生のみなさんへ : 金融庁

上記ホームページ先で、以下の資料が配置されています。

中高生向けと、教員・保護者向けにそれぞれ掲載されています。

対象とする読者で分かれているようです。

中学生・高校生のみなさんへ
  • 「基礎から学べる金融ガイド」(金融庁)★
  • 高校向け 金融経済教育指導教材(金融庁)
  • 高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」(金融庁)
  • 新しい「お金」の授業(金融庁)
  • 金融経済教育 シミュレーター(金融庁)
  • 日本銀行の役割(日本銀行)
  • おうちで、にちぎん(オンライン本店見学)(日本銀行)
  • 貨幣博物館(日本銀行)
  • これであなたもひとり立ち(金融広報中央委員会)
  • 18歳までに学ぶ 契約の知恵(金融広報中央委員会)
  • 18歳が、変わる!-アキラとマモル バンド編(動画)(金融広報中央委員会)
  • 金融証券学習テキスト「株式会社制度と証券市場のしくみ」(日本証券業協会 証券教育広報センター)
  • 「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス」(NPO日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)
  • リスク教育副教材のご案内(日本損害保険協会)
先生・保護者・教育関連のみなさんへ
  • 講師派遣のご案内(金融庁)
  • 高校向け 金融経済教育指導教材(金融庁)
  • 教員向け解説動画(金融庁)
  • 学校における金融・金銭教育(金融広報中央委員会)
  • 授業で使える教材等(全国銀行協会)
  • 保険教育の授業でご活用いただける教材等のご案内(生命保険協会)
  • 学校教育活動(生命保険文化センター)
  • 学校向け・教員向け(日本証券業協会 証券教育広報センター)
  • 株式学習ゲーム(日本証券業協会 証券教育広報センター)
  • 金銭教育教材(日本貸金業協会)
  • 消費者教育教材(東京都消費生活総合センター)
  • リスク教育副教材のご案内(日本損害保険協会)

色々な教材が金融庁のホームページから

公開されていることがわかります。

金融庁だけでなく、日本銀行、金融広報中央委員会、日本証券業協会、NPO日本ファイナンシャル・プランナーズ協会、全国銀行協会といった各種機関の資料も公開されています。

金融庁「基礎から学べる金融ガイド」

本記事では、上記資料のうち、中高生向けとされている「基礎から学べる金融ガイド」について概要に触れます。

その他の資料についても、今後、

別記事で、ご紹介していきます。

資料の構成としては以下です。

資料の構成(「基礎から学べる金融ガイド」)
  • 家計管理
  • 生活設計
  • 預貯金
  • 株式/債券/投資信託
  • 生命保険/損害保険
  • クレジット/ローン
  • その他のサービス
  • 外部知見の活用
  • トラブルに注意

各構成内では以下の点に触れられています。

家計管理

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・適切な収支管理の習慣化

記載にあるとおり、まず何より、適切に収支を管理することが大事だと感じます。

  • 収入の範囲内で、支出を抑える。
  • 予定されている大きな支出に備えて、毎月積み立てておく

そうした家計管理ができることになることが大切ではないでしょうか。

まずは、お小遣い帳での練習からかと。

生活設計

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・ライフプランの考え方

人生全体をどのように見通すか(ライフプランを立てるか)もすごく大切だと感じます。

将来的な視点を持ちつつ、”今”も大切にする。

そうしたバランス感覚を身に着けていきたいところです。

FP3でも扱っている

ライフプランニング表の作成方法も

ゆくゆくは知っておきたいところです。

預貯金

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・金融機関を選ぶポイント
 ・振り込みをする時の注意点
 ・振り込め詐欺救済法について
 ・休眠預金等活用法について

アルバイト等で給与をもらう際の振込先金融機関として、初めて銀行の口座を作成することになるかもしれません。

そうした銀行口座を作成するタイミングや作成後の注意点等学んでいきたいところです。

個人的には、休眠預金に関する論点も扱っていることに驚きでした。

少子高齢化の社会だと、

休眠預金は今後ますます増えていくことが予想されます。

株式/債券/投資信託

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・投資を通じて社会に目を向ける
 ・リスクとリターンの関係
 ・リスク許容度
 ・分散投資や積立投資の効果
 ・投資を始めるための準備
 ・株取引における禁止事項(インサイダー取引等)
 ・新NISAについて

投資に関する基本的な論点が扱われています。

投資信託やETF(上場投資信託)の信託報酬といったランニングコストの低コストの重要性や複利の威力については、触れられていないようでした。

投資で大事な視点
  • 長期
  • 分散
  • 積立
  • 低コスト
  • 複利の威力
  • 非課税枠の活用

投資において重要な点として、上記挙げられるかと考えます。

筆者自身の体験も交えつつ、このあたりは今後、子供達にしっかりと伝えていきたい部分です。

資産形成にとって、投資は切っても切り離せない関係です。

生命保険/損害保険

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・各種保険の種類
 ・「公的保障制度を解説するポータルサイト」
 ・「公的年金シミュレーター」
 ・クーリング・オフ
 ・告知義務

民間の高額な保険に加入する前に、まずは、公的保険としてどのようなものがあるのかであったり、公的年金の概要については知っておきたい部分です。

保険・年金に関しても、大切な論点ですね。

クレジット/ローン

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・クレジットカードの仕組み
 ・ローンの返済方法 (元利均等返済、元金均等返済、 リボルビング返済、アドオン返済)
 ・貸金業法
 ・有効な貸付金利の上限
 ・多重債務に陥らないために
 ・ギャンブル等依存症対策について

18歳成人からクレジットカードの作成が可能となったため、遅くとも18歳になる前(高校2年生あたり)までには、クレジットカードの仕組みや危険性について、こども達に伝えたいと感じます。

クレジットカードは便利な反面、お金を使っているという感覚がわきづらいため、仕組み全体の理解が大切ではないでしょうか。

また、リボ払いを安易に選択しないようにも注意が必要だと感じます。

複利の力を資産形成ではなく、負債の利息払いに発揮させてしまうと、人生を棒に振ることになるため、気を付けたいところです。

複利の力は偉大でもあり、

残酷なほどに資産・負債のどちらにも

平等に威力を発揮します。。

気を付けましょう。

その他のサービス

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・フィンテック
 ・キャッシュレス決済
 ・家計簿アプリ
 ・ロボアドバイザー
 ・暗号資産(仮想通貨)

このあたりの現代の時代情勢を踏まえて、重要な論点です。

歴史が浅い論点については、これからさらに理解が深まるものに感じます。

このあたりの論点については、大人も子供達と一緒に理解を深めていくのがいいのではないでしょうか。

仮想通貨等、

まだまだ未知数な部分が多いと感じます。

外部知見の活用

(※金融ガイド内記載抜粋)
 ・自分にとって適切な金融商品を選択するために
 ・理解できない金融商品は避ける
 ・金融ADR制度

”理解できない金融商品は避ける”

すごく示唆に富む考えです。

よくわからず投資をした結果、想定外の損害を被ったとしても、それも含めて自己責任です。

だからこそ、しっかりと勉強し、自分自身の行動に責任を持つ必要性を子供達に伝えていきたいです。

子供達だけでなく、大人自身もしっかりとそうした意識を高める必要性を感じます。

大人も子供も関係なく

大切な考えですね。

また、金融ADR制度に関する概要についても金融ガイド内に記載があることが意外でした。

ADR
…Alternative Dispute Resolution(裁判外の紛争解決)

ですね。

しっかりと制度に関して踏み込んで記されているという印象を受けます。

トラブルに注意

(金融ガイド内記載抜粋)
 ・SNSをきっかけとするトラブル
 ・海外無登録業者によるトラブル
  …バイナリーオプション取引によるトラブルや、高レバレッジのFXにおけるトラブル
 ・高額な情報商材の販売を伴う投資勧誘は特に注意
 ・海外の保険に関するトラブル
 ・ヤミ金融業者には近づかない
 ・特殊詐欺に注意(架空請求詐欺、還付金等詐欺 等)
 ・未公開株などに関する詐欺
 ・利用者保護の仕組み(セーフティネット)
  ・金融機関 →預金保険制度
  ・証券会社 →日本投資者保護基金

人生にはトラブルがつきものです。

こうした詐欺やトラブルに巻き込まれないためにも、日々の行動には慎重にいきたいところです。

同時に、預金保険制度や日本投資者保護基金といったセーフティネットが整備されているという点も知っておくと、日々の経済活動の安心さが違ってきます。

しっかり知っておきたい制度だと感じます。

おうちで、にちぎん(オンライン本店見学)

なお、個人的には、「おうちで、にちぎん(オンライン本店見学)」も非常に興味深かったです。

自宅に居ながら、日本銀行本店内をVR映像で体感できるというものです。

自宅に居ながら、子供達と一緒に、

パソコン・タブレット・スマホで

体感できますね。

ゆくゆくは、実際に日本銀行の見学ツアーなどがあれば、子供達と参加したいと思いますが、まずは、こうした自宅で体感できる事として非常に有用に感じます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、「基礎から学べる金融ガイド」の資料と、金融庁のホームページの内容について所感をまとめました。

さわりの説明だけですが、興味を持つ入り口としてはすごく良いかと。

そこから、FP資格等の勉強でより学ぶのもいいのではないでしょうか。

まずは、親としてこちらの資料等を確認・勉強しつつ、子供達と一緒に学んでいければと思います。

まずは、自分自身が学んでいきます。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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