はじめに
2024年6月26日、ドル円レートが、1ドル160円を突破しました。
対ユーロや対ポンドでも円安が進んでいます。
つい先日1ドル150円を超えたと騒がれていた気がしますが、気づけば1ドル160円台に突入しています。突破と書きましたが、円の価値が下落しているという意味では、円の価値が弱まったという方向ですね。。
米国株投資中心のため、手もとのドル資産は評価益増となり嬉しいものの、日本人としては、円安局面になることが手放しで嬉しい状況下は難しいところです。
ただ、1985年9月のプラザ合意前は、1ドル242円ほどだったようで、円安・円高、どの水準が適正といえるかはおそらく答えがなさそうです。
絶対的な尺度ではなく、
過去のどこかの断面と比べて、
円が高くなったか、安くなったか
ということしか言えないですね。
本記事では、現在の為替相場の動向からの所感をまとめます。
日経新聞の参考記事は以下ご参照ください。
所感 ※為替の動向(2024年6月)
2024年6月現在の為替の動向をうけての、所感は以下です。
一つずつ見ていきます。
2021年のS&P500の投資相場時との類似点・相違点
筆者が本格的に、米国株の投資を始めたのは2021年でした。
グラフで見ると以下の状況です。
2021年と2024年現在では、S&P500指数の株価が、最高値を更新しているという点では類似しています。
一方で、為替(ドル円レート)が、2021年当時は、1ドル110円台、2024年6月現在は160円台と、1ドル50円近い円安方向に動いているという点で、だいぶ異なります。
株価に関係なく、
ドル資産でその当時投資を開始していれば、
為替差益で資産が増加している計算ですね。
株高・円安(ドル高)という点も相まって、手持ちの評価残高は順調に伸びています。
しかし、株安・円高(ドル安)に触れれば、逆に二重のダメージを食らうことになるため、今の好調な状況が当たり前だとはくれぐれも勘違いしないように気を付けます。
2022年のような1年を通じて、株安の時もあります。
円安方向のため、あまり資産評価残の痛みは感じなかったかもしれませんが、
気を付けていきたいですね。
その時その時の最適解を模索する ”国・通貨の分散”
現在の社会情報・IT技術の中で採りうる最適解は筆者は以下と考えています。
日本円のみで定期預金のみ預けているだけですと、こうした円安局面・インフレ局面に耐えられなくなります。そのため、全世界株式や米国株にドルベースで資産を拠出する必要性を痛感します。
ドルで資産を持つというと少し抵抗がありますが、
海外旅行前の円からドルへの両替をイメージすると分かりやすいかもしれません。
筆者の場合、2021年前半に、以下大枠の投資方針を固め、長期投資を継続中です。
結果的に、上記黄色マーカー部分の対応により、米国株での評価益・為替差益を享受しています。
今後の株価や為替の動向は予測が難しいですが、引き続き、上記方針で投資を継続していきます。
投資の心得え ”航路を守る”&”長期・分散・低コスト”
時代時代の最適解がある一方で、投資に関する普遍的な心得えもまた存在するように思います。
今後も、様々な社会情勢の変化や時代の変化の中で、投資の手法は数多く登場するかと思います。
しかし、上記の普遍的な考えを忘れることなく、引き続き投資を継続していきます。
航路を守っていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、1ドル160円を突破したという為替の動向をもとに所感をまとめました。
円安による消費者として日々の生活コストの上昇は避けれません。一方で、投資家として、円安時にドル資産による評価益の恩恵を享受するということも同時に可能です。
逆に仮に、円高に振れたとすると、消費者として有利な方向、投資家として不利な方向に働きます。ここのバランスは難しいところです。常にその時その時の最適解を模索していきます。
”円安”という状況下でも、
個々人でできることは沢山あります。
できることを模索していきましょう。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
筆者の3年間の投資損益の推移は以下にまとめています。
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