はじめに
突然ですが、インデックスファンドへ長期に投資している場合、投資家は脳死(※)で良いのでしょうか。
- 自身の株式評価額や社会の動向に無頓着でひたすら放置
一般的にインデックス投資だと指数連動の値動きで、手間暇かけずに投資市場に居られることがメリットですね。

そう考えると、
投資家としては、最初の仕込みさせしっかりし、
自動積立等最初に設定すれば、あとは、
脳死でいいように感じます。。
ただ、この記事で伝えたい結論を先に記載すると、、
インデックス投資家も脳死はダメ!!絶対!!
ということです^^;

投資を継続できない可能性が高いためです。
本記事では、上記の結論に至る部分も含めて、インデックス投資では脳死でいいのかについて、所感をまとめます。
所感 ※インデックス投資では脳死でいいのか?
本記事の所感は以下です。
- インデックス投資の特長(メリット・デメリット)
- そもそも脳死でいることができるのか
- インデックス投資でも意識しておきたいこと

一つずつ見ていきます。
インデックス投資の特長(メリット・デメリット)
いわゆるインデックス投資(インデックスファンドへの長期投資)は、以下のメリット・デメリットがあります。
- 手間がかからない
…一度、対象商品・自動積立設定をすれば、あとは放置可能
空いた時間は、仕事なり育児なり余暇を楽しむことに使える。 - 投資に関心が無くても、時間とともに資産が成長する可能性が高い
…長期投資による市場の成長 & 複利の力 - 投資していることを忘れていても、問題ない
…自動積立設定をしていれば、毎月決まった日に自動積立可能 - 株価チャートを毎日眺める必要がない
…市場・株価・為替の動向に一喜一憂せずに済む - 信託報酬が、アクティブ運用より割安(コストが安く済む)
…アクティブ運用の成績に劣後するわけではない
コストがかからない分、より有利に運用できる可能性がある
アクティブ運用のように手間暇をかけても、指数を上回る成績を出すのは難しい
(投資における不都合な真実)
上記のように、手間がかからず投資にかける時間を削減できるのは、育児や仕事に忙しい中で、非常に助かります。

個人的には、
手間がかからないのが、
一番のメリットだと感じています。
一方で、以下のデメリットもあります。
- 手間暇がかからないので、投資・経済に興味がわきづらい
…最初に、必要な設定・資金拠出をすればあとはひたすら放置できるゆえに、
投資そのものや経済の仕組みを理解するきっかけにはしづらい。 - 自動積立していることを忘れると、引落口座の残高不足になる可能性あり
…自動設定していることを忘れ、口座残高不足になると、その月の積立がスキップされる。
積み立てられていると思ったら、まったく、積み立てられていなかったという恐れあり。
(筆者自身の経験談です。。^^;) - アクティブ運用派からディスられる(笑)
…ある意味で、何もしていなように見られ、
日々、アクティブに動いている投資家からは敵対視される。。
実際は、市場のリスクに自己の資産をさらし続けている能動的な作業なのですが、
おそらく、アクティブ運用派とインデックス投資派の溝は永遠に埋まらない気がします。
上記のように、インデックス投資でも、メリットもデメリットもあります。
最近は、インデックス投資をしておけばよいという風潮がありますが、
しっかりと、投資の基礎基本を学び、メリット・デメリットを把握したうえで、本当に腹落ちさせたうえで、インデックス投資での長期投資に臨む
ということが大事です。

あくまで投資は自己責任なので、
自分自身でしっかり腹落ちさせたいですね。
そもそも脳死でいることができるのか
冒頭に書いたように、そもそも脳死(自身の株式評価額や社会の動向に無頓着でひたすら放置)の状態でいることが可能でしょうか。
筆者は、それは難しいと考えます。
- 株価の暴落局面で、煽り記事がテレビ・SNS・電車内ニュース等で蔓延する
…2020年前半のコロナショック時、筆者は、電車ニュースの煽り記事をみて
投資していたとを思い出し、狼狽りした経験があります。 - 自分の資産を投資しているので、日々の株価は気になる
…汗水たらして稼いだ自分のお金を投下している以上、気にならないわけがない。 - 毎月の資産残高チェックで、投資評価損益を確認することになる
…家計管理をしっかりしている場合、嫌でも毎月の資産残高チェック時に確認することに。
逆に、資産のノーチェックだと、知らずにリスク許容度を越えている危険あり
そのため、
インデックス投資家だとしても、しっかりと投資に関する知識や過去に学ぶことが大切だと感じます。
例えば、以下のような参考になる書籍がたくさんあります。
- 『投資で一番大切な20の教え』ハワード・マークス(著)、貫井 佳子(訳)
- 『敗者のゲーム』チャールズ・エリス(著)、鹿毛 雄二(訳)
- 『ウォール街のランダム・ウォーカー』バートン・マルキール(著)、井出 正介(訳)
- 『お金は寝かせ増やしなさい』水瀬ケンイチ(著)
- 『ほったらかし投資術』山崎 元(著)、水瀬 ケンイチ (著)
- 『お金の大学』両学長(著)
悲観相場や株価暴落局面でも、狼狽売りしないだけの投資に対する知識を持ち、しっかり腹落ちさせておけば、投資の握力は高まります。

”愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ”
ですね。
インデックス投資でも意識しておきたいこと
インデックス投資で意識しておきたいことは、筆者は以下だと考えています。
- 株価暴落局面での煽り記事で、投資していることは思い出させられる。。
- 毎月の自動積立引落口座の残高チェックしっかり
- 経済に対する興味関心をもっておく
- 入金力を高める
- 投資にかけずに済む浮いた時間を有効活用する
インデックス投資だと、普段の生活でほとんど投資をしていることを意識しなくても生活できます。
しかし、投資家として一番に市場に資金を投下し、暴落のリスクをとっているということは、忘れないできたいところです。

まず、自分からリスクをとる。
そのうえで、市場の成長による恩恵をいただく。
そうした、順序性ですね。
インデックス投資に限りませんが、まず先にリスクをとって行動するという点で、これほどギブの精神にあふれたものはないのではと、感じています。

投資している金額の多寡にかかわらず、
胸を張って、”投資家”という自負を持ちましょう。
世間的には、投資人口は日本全体の2割程度といわれており、まだまだ少数派の部類です。
さらに、投資に対するネガティブな印象もまだまだあるのも事実です。
しかし、そうした外野の声は気にせず、しっかりと投資家として、資産形成していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、インデックス投資家は脳死でいいのかについて、所感をまとめました。
投資については、アクティブ運用・パッシブ運用(インデックス投資)といった色々な投資のスタンス・手法がありますが、共通して言えるのは、投資市場から撤退したらそこで試合終了ということです。

以下に、市場に居続けるかが重要です。
時に株式市場では、暴落にも見舞われ悲観に満ちる時もありますが、そうした時も、狼狽売りをせず、しっかりと、自分自身の投資スタイルを再確認し、投資を継続していきましょう。

継続は力なりです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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