はじめに
2024年3月29日現在、変動型住宅ローン金利の据え置き・引き上げに関する動向が明らかになりました。
大手銀行は据え置き、楽天銀行は引き上げ(0.027%上昇)とのことです。
決定元となる利用指標(短期プライムレート・TIBOR)の違いによるものとのことです。
変動型の住宅ローンを組んでいる人も多いので、
変動金利の今後の動向は気になるところではないでしょうか。
本記事では、そうした動向に関する所感についてまとめます。
参考記事(変動型住宅ローン金利の動向)
日経新聞から出ている参考記事は、以下になります。
最近の、日銀によるマイナス金利政策の解除をうけて、金利に関する動きが活発になっています。
所感(変動型住宅ローン金利の動向(2024年3月現在))
上記記事をうけての、所感は以下です。
一つずつ見ていきます。
変動型の住宅ローン金利の連動元(短プラ・TIBOR)
上記、記事要約にも記載していますが、変動型の住宅ローン金利の連動元の指標として以下があります。
もともと、変動金利が短プラに連動して決定しているという点は把握していましたが、TIBORをもとに変動金利を算出している銀行もあるということが今回の新たな学びでした。
TIBORだと、大手行の平均値ということで、銀行で独自に決められる短プラよりも、恣意性は排除できるものと感じます。
住宅ローン返済額に直結する問題
一方で、変動型の金利で住宅ローンを組んでいる世帯も多い現状を考えると、変動金利の大幅な上昇は家計の負担を増加させることになるため、急な変動は市場の混乱を招くものと予想します。
いずれにしても、日銀の異次元の金融緩和が終わりを告げた今、固定金利だけでなく、変動金利が上昇する想定を念頭において、日々の家計管理・投資への拠出額を決定する必要があるのではないでしょうか。
現在の社会情勢としては、上記です。
家計の支出要因も増加傾向ですが、幸い、収入についても増加する傾向にあります。
なお、日々の給与所得については、社会や企業の方針による給与額・賞与額の増減が決まる部分が大きいです。
投資については、幸い、現在は上昇局面にあるため、しっかりと投資の仕組みを活用しつつ、自己の資産を増やしていくことが大切だと感じます。
日々変わりゆく社会情勢の中で、
自分にできることをやっていきます。
投資については、以下記事でもまとめていますので、お時間ありましたらご覧いただけますと幸いです。
(余談)LIBOR廃止から、はや数カ月
TIBORの話がでたので、余談ですが、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)についても少し触れておきます。
以下、記事にあるように、すでにLIBORは、2023年6月30日で主要指標としての役割を終えています。
当時、金融業界のシステム開発に関わっていました。
そのため、その当時、これからの世界の金融経済にどのような影響があるのかと、不安になった記憶があります。
、、、しかし、金融経済は、今も変わらず日々動いています。
その力強さを改めて実感します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、変動型の住宅ローン金利の動向に関する記事にふれ、所感をまとめました。
冒頭にも記載していますが、変動金利で住宅ローンを借りている人が多い現状のため、毎月の住宅ローン返済額が増加するかどうかは、家計への影響が大きく非常に大切な話題です。
これからも、金利の動向、特に変動金利の動向については、注視していきます。
金利の世界は、本当に奥が深いです。
2024年3月29日、気象庁から桜の開花発表もあり、これから一気に春が進みそうです。
新年度2024年度にむけて、楽しみです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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